HondaJet藤野社長が日本人初の「ケリー・ジョンソン賞」受賞

 ホンダは20日、HondaJetの設計者であり、プロジェクトの開発責任者であるホンダ エアクラフト カンパニー(Honda Aircraft Company)の藤野道格社長が、米国学術団体「SAEインターナショナル」が主催する「ケリー・ジョンソン賞(Clarence L.(Kelly)Johnson Aerospace Vehicle Design and Development Award)」を受賞したと発表した。受賞は「HondaJetの独創的な主翼上面エンジン配置形態など先進技術の研究・開発を通じて、航空宇宙工学における学門的知見の発展に貢献した」ことが評価されたもの。「ケリー・ジョンソン賞」の日本人受賞は初。なお、授賞式は、2015年9月22日~24日に米国シアトルで開催されるSAE 2015 AeroTech Congress & Expositionで行われる。

◇受賞理由:高速飛行時に発生する空気抵抗を低減する、独創的な主翼上面エンジン配置形態や、高速自然層流翼などの革新技術を開発し、HondaJetはクラス最高水準の巡航速度、燃費、客室・荷室の広さを実現した。これらの先進技術の研究・開発により、航空宇宙工学における学門的知見の発展に貢献した。

◇SAEインターナショナル:SAEインターナショナルは、自動車をはじめとする陸上および航空宇宙輸送機器関連の産業に携わる法人や技術者、研究者などで構成され、その分野で国際的に広く適用されている主要な規格の策定や、個人や団体の表彰を行う世界規模の団体。

◇ケリー・ジョンソン賞:ケリー・ジョンソン賞は、数多くの航空機を開発し航空宇宙産業に大きな影響を与えたクラレンス・ジョンソン(Clarence L.“Kelly”Johnson)氏の名前を冠して1992年に設立され、航空機や宇宙船における革新的な設計・開発に多大な貢献をした個人に贈られる賞。

《追記》
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kokunews.jp(2014-08-22)