形を見れば一目で分かる スーパーカブ、立体商標に

 そば屋の出前などでおなじみのホンダの原動機付き二輪車「スーパーカブ」が、商品の形に商標権を認める「立体商標」に登録されることが決まった。1958年の発売から半世紀以上、基本デザインを変えておらず、特許庁が「形を見れば特定できる」という基準を満たしたと判断した。

 立体商標は本来は模倣品を防ぐ目的で、ブランド品や日用品を中心に約2400点が登録されている。ただ、自動車や二輪車の多くは「モデルチェンジ」を繰り返すためにデザインが定着しづらく、特許庁によると日本では輸入車の「フェラーリ」が登録されているぐらいだという。

 ホンダは、特許庁のお墨付きで「ブランド価値が高まった」(別所弘和・知的財産部長)と喜んでいる。(大畑滋生)

《追記》
☆本田技研工業情報 「「スーパーカブ」の形状が日本で立体商標登録認可 〜乗り物として初の快挙達成〜」ここをクリック

asahi.com(2014-05-27)