安全で覚えやすいパスワードを作るコツ

 さまざまなサービスにログインするときに必要なパスワード。いつも同じパスワードを使うのは危険なのです。ではどんな風に作れば? 安全で覚えやすいパスワードの作り方を提案します!

 皆さんは、パスワードってどんな風に作ってますか?

 えっ、「生年月日をそのまま並べる」? 「名前と誕生日を組み合わせる」!?

 ・・・それは危険です!(ワタシもやってましたが・汗)

 覚えやすいのでつい使いたくなりますが、自分の基本プロフィールをそのままパスワードにすると、個人情報が漏れた際に、見破られやすいのです。ゆえに最近では、クレジットカードを作るときなど、「生年月日や名前はパスワードに使えません」と言われることも多いですよね。

 また、同じパスワードを使いまわしていると危険です。パスワードは使うサービスごとに変えるのがベストです。

 でも、そんなの思いつかないよ〜、と悩んでしまいますよね。そこで、今回は安全で覚えやすいパスワードの作り方を考えてみました。

■サービス名と郵便番号を絡めてみる!

 サービスごとに違うパスワードにしたい場合、サービスに絡んだパスワードの作成方法をルール化しておくと、覚えやすいです。そこで、こちら。

 サービス名のイニシャル2文字+名字+郵便番号

 たとえば、Amazonで使うパスワードを東京都目黒区在住の田中さんが作る場合

 「ajtanaka1520003」

 ・・・長い! にもかかわらず、覚えやすい!

 ちなみにajは「Amazon Japan」の頭文字です。2文字にするためにJapanを加えてみました。他の国のAmazonも利用している場合、AU(Amazon Usa)、AG(Amazon Germany)など、応用も効きます。

 さらに、Googleで使うパスワードを作る場合

 「gjtanaka1520003」

 ・・・となります。「gj」は「Google Japan」の頭文字です。これまた2文字にするために「Japan」を加えました。ただ、他の国のGoogleを使うことはあまりないでしょうから(笑)、苗字が長めの人であれば、「g」だけでもいいかもしれません。

 郵便番号は、長いけれど忘れない番号なので、パスワードにうってつけですね。

 郵便番号も危険なのでは?という考え方もありますが、ajとtanakaを組み合わせているので、郵便番号がわかったとしても見破るのは難しいと思います。心配なら、自宅ではなく実家の郵便番号にするという手もありますね。

■好きな有名人のイニシャルを絡めてみる!

 自分の名前は使えない場合があるし、家族の名前も避けた方がベターなんだろうし・・・と、さらに見破られにくいパスワードを望む場合は、コチラ。

 サービス名のイニシャル2文字+自分のイニシャル2文字+好きな有名人のイニシャル2文字+その人の生年月日

 そうです! あなたにしか分からない、あなただからこそ分かる、そんなイニシャルと数字を並べればいいのです。一見、複雑そうですが、作ってみると結構覚えやすいです。

 たとえば、紀伊國屋書店のネットショップで使うパスワードを、マイケル・ジャクソンが大好きな山田太郎さんが作る場合

 「kstymj19580829」

 ・・・長いけど、仕組みが分かれば覚えられますよね?

 ちなみにksは「Kinokuniya Shoten」、tyは「Taro Yamada」、mjは「Michael Jackson」それぞれのイニシャル。19580829はマイケル・ジャクソンの誕生日。

 有名人ではなく友達を当てはめてもいいですが、疎遠になってしまう可能性なども考えて、一生の友達と言えるような相手を選ぶことをオススメします(笑)。

 今回紹介した作り方は、色々と応用が利くと思います。あなたならではのパスワード、作ってみてくださいね!

biglobe.ne.jp(2014-03-15)