ホンダ、来年のF1復帰へ「開発は順調」と社長

 ホンダは7日、都内で今年のモータースポーツ活動に関する記者会見を開き、伊東孝紳社長は、同社が2015年から復帰参戦する自動車レースの最高峰、F1世界選手権への対応について、準備は順調に進んでいると述べた。

 ホンダは昨年、英国に本拠を置くマクラーレンにエンジンなどを供給する形でF1に4度目の参戦をすることを表明。社長は、「(エンジンと周辺システムを合わせた)パワーユニット開発を順調に進めており、英国内のF1拠点でも、6月までに組み立て設備などの導入が終わる」と説明した。今年1月から栃木県さくら市内に移転した四輪モータースポーツの開発拠点で、エンジンのテストなども始めたという。

 また、将来の日本人F1ドライバー育成への取り組みとして、昨季国内のトップレースで活躍した伊沢拓也(29)が、F1の登竜門として欧州を中心に行われている「GP2シリーズ」に参戦することと、米インディカー・シリーズで昨季、日本人初の優勝を果たした佐藤琢磨(37)が引き続き参戦することも発表した。

読売新聞(2014-2-7)