ホンダ新型アコードの燃費、セダンで世界最高に

 ホンダは31日、新型セダン「アコード ハイブリッド」の燃費が、ガソリン1リットルあたり30キロメートル(JC08モード)になると発表した。排気量2000ccクラスのセダンとしては世界最高になる。ハイブリッド車(HV)向けに新たなモーターシステムを開発、燃費性能の向上につなげた。6月21日に発売する。

 新型アコードの燃費性能はホンダの人気軽自動車「N BOX」をしのぐ。価格や仕様など詳細は6月20日に発表する。

 新しいHVシステムは、排気量2000ccのエンジンに、走行用と発電機用の2つのモーターを組み合わせ、効率的に稼働させる。これまでホンダが採用していた1モーターの仕組みを刷新した。日本を皮切りに、今秋には米国でも発売する見通し。

 新型アコードではコンセントで充電できるプラグインハイブリッド車(PHV)も用意、企業や官公庁にリースする。

 新型アコードは埼玉製作所狭山工場(埼玉県狭山市)で生産する。

 12年度のアコードの世界販売台数は約64万台。世界販売のセダン「シビック」と多目的スポーツ車「CR―V」に並ぶ主力車種となっている。

《追記》
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nikkei.com(2013-05-31)