ホンダ、歩行補助機器を病院に100台貸与
患者の声聞き製品化急ぐ

ホンダは28日、患者や高齢者のリハビリテーションなどに使われる歩行補助機器「歩行アシスト」を全国の病院に100台レンタルする、と発表した。2010年から合計20台が病院で使われてきたが、貸し出す台数を大幅に増やすことにした。多くの患者らに使ってもらうことで補助機器を改善し、製品化を急ぐ考えだ。

 歩行アシストは腰のベルト部分のコンピューターがモーターを動かし、太ももに装着しているベルトを引っ張って歩きやすくする仕組み。股関節の動きを測るセンサーの情報を生かしている。重さは2.6キログラムで、1回の充電で1時間動く。  レンタルのため、MサイズとLサイズの計2台を1セットとし50セット用意した。1病院につき1セット貸し出す。最初の1カ月間は無償で、その後の12カ月間は月3万円。すでに多摩丘陵病院(東京都町田市)など8病院にレンタル済みで、残りは今後募集する。

《追記》
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nikkei.com(2013-05-28)