平成24年度 スキー同好会(WSA)活動総括

 多少のトラブルはあったものの、全ての行事で平均年齢72歳のスキーおたくを十分満足させる雪と天気に恵まれたシーズンであった。特に80才を超す(石+中)川さんと(長+中)島さんの加齢とともに上達していく滑りに会員一同脱帽である。それに引き替え若手(60代〜70代)の上手い人ほど怪我に見舞われたシーズンンでもあった。
 また海外スキーの年にあたるが、インプラント費用、テニスでアキレス腱列断等シーズン前の出費で主要メンバーが行けなくなり来シーズンに延期することになった。

12月17日〜20日 北海道富良野 16名参加
 一昨年に計画した富良野は雪不足でキャンセルしたが、もう一度12月の富良野にチャレンジした。
 今年は12月初めからの寒波で富良野は北の峰の一部を除き滑走可能となりシーズン始めのスキーを楽しんだ。一日目から早速ナイターのライトが点灯する午後4時まで滑りまくる。北海道スキーの楽しみは温泉と食事である。滞在中は無料で使用できる“紫彩の湯”がある。露天風呂とサウナがついている。最終日は午前中スキーをし、風呂に入ってからの帰宅できる。年寄りには温泉が一番の疲れをとるサプリメントである。
 食事はクーポン券を使って割安の「北海道味の散歩道」メインバンケットホールでとる。年寄はそんなに食べられないものだがバイキングと聞くと目の色が変わる。若い証拠でもあろう。しかし蟹を大盛り持ってきても殻から中身を出すのが面倒である。蟹を食べつけている宍戸さんの奥さんに剥いてもらって食べることになる。結局、奥さんの前にはカニの殻が山盛りになった。写真を撮ってWSAへメール、行けなかったメンバーから、奥さん、たくさん食べましたねと、羨みのメール。旦那さん事実の言い訳に必死にメールを返していました。食通 宍戸さんの奥さんに言わせるとバイキングで出される蟹は、本来は売り物にならないため、豚や鶏のエサ、そして肥料として埋め立てられる代物であるという。

 1月15日〜18日 戸隠スキー場 28名参加
 出発前日の爆弾低気圧で関東地方は大雪、水分の多い雪で踏み固められと結構滑る。明日の朝凍ってしまうことを心配する。明日の車の乗り合わせ、JRの乗り合わせなど不測の事態に対してメールが飛び交う。結局、笠井号の到着は夕方になり、その日はスキー出来なかったが 参加予定者は全員戸隠まで到着した。ただし飯牟礼さんは伯父様の様態が急変したとの電話が入り戸隠について昼飯もそこそこに急遽帰宅となってしまった。
 スキー場は4日間とも。戸隠名物のリフトの止まるような風もなく今シーズン最高のコンデッションでスキーを楽しめた。2日目に戸隠で講習を受ける組と、飯綱スキー場へ行く組に分かれて滑る計画を入れ込んだ。飯綱スキー場は児玉さんが全てお膳立てしてくれ、インストラクターを教える山本先生に無料で指導を頂いたことで滑りにさらに磨きがかかった。残念なことに3日目に野口幹事が右足内足靭帯損傷、全治3か月の診断、永野間元幹事が転倒し左足ふくらはぎの肉離れ、全冶一ヶ月位とのこと。詳細は本人から弁明があるだろうからここまでにする。それにしても前会長の柳沢さんを含め怪我をするのは上手い人が多いのはなぜだろうか。
 夜はビデオを見ながらピコのおやじさんから楽なスキーの滑り方、コマネチラインの強調、フェースコントロール、2軸運動、テールずらしスキー、後傾も可、のスキー理論を聞き、何でもありのスキー術で変に納得した。

 1月28日〜31日 志賀高原スキー場 24名参加
 Sさんの奥さん東館のオリンピックコースのこぶの急斜面でかっこよくジャンプしたら新雪に突っ込み足首捻挫と言いたいところだが。真実は東館の小さなゴンドラから降りるときに右足がゴンドラのスキー板を入れるケースに挟まれ捻挫。その日のうちに整形外科に行ってレントゲンを撮ったらくるぶし2か所の骨折とのこと。Sさんが屋根から落ちて行ったのも同じ整形外科だそうで、医者はこの自覚の無い 〜じじ  ばば〜はと思っているでしょうとは奥さんの弁。負傷婦随(夫唱婦随)とはこのことか。それにしてもゴンドラをすぐにストップさせれば怪我はなかったんだろうが、ゴンドラの監視人は何を監視しているんだと言いたい。
 スキーは4日間とも最高のコンデション、大澤グループは志賀高原の女性好みのレストランを見つけてはグルメ三昧とゆったりスキーで楽しんでいた。年齢60代の若者は3:30に部屋にあがっているのに、80才をとっくに過ぎている中島、長嶋さんがリフトの止まる4:30まで滑りまくっていた。年を重ねるごとにスキーも上達しているから不思議な存在である。
 来年の志賀高原スキーは、予約修学旅行スキー団体が入るため1月27日〜29日(2泊3日)となる。

 1月30日〜2月1日 野沢温泉スキー場 21名参加
 昨年からWSAの年間計画に組み込まれた野沢温泉スキー行を今年は2月12日?14日の2泊3日での活動をした。
 当初は19名の申し込みが有り、昨年度21名の実績を上回るべく、PRをしてきました。その結果、新たに2人の増加が有ったにも拘らず、怪我人と都合が悪く成った人が続出してしまい、総勢13名に成ってしまいました。
 天気予報では3日とも雪で太陽を見る期待はゼロでしたが、新雪大好きなWSAメンバーに取っては格好の腕試しの機会としてワクワクして臨んだと思います。しかし、実際の天気は12、13日とも夜から午前中一杯は雪とガスで山頂は視界が良くなかったが午後からは晴天に変わりました。14日は早朝から快晴と3日とも概ね良い天候と良い雪面状況に恵まれ、言い訳の出来ないコンディションでした。
 前会長の柳沢さんを始め多くの方がこれ以上無いほど深雪を堪能され、3人の80歳越え長老達も熱心に技術研鑽をされ、その弛まぬ向上心には頭が下がる思いでした。
 常宿の『こぐまの家』はゲレンデに近く、食事も美味しく、野沢名物の外湯天然温泉にも近く、スキーだけで無く、参加者全員が沢山の良い思い出を作ることが出来たと思っています。多くの参加者からの来年もまた野沢温泉スキーに参加したいとの声に幹事として大変嬉しく思いました。(野口)

 2月25日〜2月27日 八方スキー場 18名参加
 毎年恒例の八方スキー計画、今年は2月25日―27日に実施しました。 宿泊16名に現地参加2名で賑やかにスキー、アフタースキーを楽しむことが出来ました。 初日は、前日まで降っていた雪で、ゲレンデコンディションは最高だったが、ゴンゴラより上はリフトが動かず、ちょっと残念でした。
 おまけに午後からは強風とガスのためゴンドラ、リーゼンクワットも止まり、八方スキー場の下半分で滑るというちょっと寂しいスキーでした。その中、一部のメンバーは恒例のビデオ撮影会を実施し、研究に励んでいました。こんな時でもスキーへの貪欲というか、向上心を発揮するWSAという集団は凄いです。
 宿に戻ってからは、例年通り夕食前後のアルコール懇親会、ビデオ鑑賞会で盛り上がりました。山田さん、児玉さん差し入れ有難うございました。
 2日目は、初日の荒れ模様とはうって変わった雲一つない真っ青な空の下、白馬三山を背に、遠くは戸隠スキー場を見ながら、全コース制覇を合言葉に滑ったこと滑ったこと。平均年齢72歳の集団は、どこへ行っても元気です。夜のビールとワインは、また格別の味でした。
 3日目は、八方組と五竜・フォーティセブン組に分かれ、これまた快晴の中それぞれ思う存分楽しんだ。 五竜・フォーティセブンスキー場は、皆久し振りなので、山田さんのガイドでここも全コース制覇した。ここは、帰り道だし最終日の定番にしたいくらいです。八方組は、黒菱第2クワッド脇のゲレンデで基礎練習に励み、その後スカイライン、オリンピックコースを制覇しました。スキーの後は途中の温泉に入り疲れを癒し、帰途についた。
 今回は、参加者の皆さんのご協力により、ハプニングも起こらず、事故、怪我も無く安全で楽しく行事を終了することが出来た。(木村 永野間)
 

記: 伊藤 洋(2012-04-10)