ホンダ社長「F1復帰について一生懸命、勉強中」

 【石橋達平】ホンダの伊東孝紳社長は7日、2013年のモータースポーツ活動計画の発表の席上、自動車レースの最高峰「F1」への復帰について問われ「一生懸命、勉強している最中です」と述べた。ホンダは08年末、リーマンショック後の世界的な自動車販売不振を受け、F1から撤退していた。

 F1は現在、V型8気筒2・4リッターの自然吸気エンジンに、最大出力80馬力のモーターを組み合わせるハイブリッド車(HV)で戦っている。2014年からはV型6気筒1・6リッターのターボエンジンへと小型化する一方、モーターの最大出力は倍増する。

 エンジンの小型化やHV化は、環境負荷軽減を狙った市販車への応用も期待でき、トヨタもHVで耐久レース「ルマン24時間」に参戦している。

 伊東社長は「我々は1番に向けて、夢を持ってチャレンジしている。やるなら達成しなきゃいけない」と語った。

asahi.com(2013-02-08)