アルファタウリ・ホンダのガスリー初優勝 F1イタリアGP


<F1:イタリアGP>◇決勝◇6日◇ミラノ

9月6日、F1第8戦イタリアGP決勝が行なわれ、アルファタウリ・ホンダのピエール・ガスリーがセーフティカーの混乱を縫って自身初優勝を挙げた。アルファタウリにとってはチーム初、トロロッソ時代も含めれば2008年イタリアGP以来2度目の勝利となった。

ガスリーは予選10位からライバルよりも早めのピットインを済ませたが、その直後にセーフティカー導入という好展開に。さらに首位ルイス・ハミルトンがピットレーンが閉じられている間にピットインするミスを犯して10秒ストップ&ゴーペナルティを科されて後退し、ガスリーが首位へ。マクラーレンのカルロス・サインツとの優勝争いとなったが、じわじわと迫るサインツのプレッシャーに負けずミスを犯すこともなく、0.415秒差でフィニッシュして初優勝を掴み獲ってみせた。

「全く信じられないよ、まだ現実味がない。赤旗の幸運もあったけど、クルマもすごく速かったし、これだけパワーがモノを言うサーキットでシッカリと戦えたのはホンダのおかげでもある。去年表彰台を獲った時もすごいことだと思ったけど、アルファタウリの地元モンツァで勝てるなんて全く言葉もないよ」

2位にサインツ、3位にレーシングポイントのランス・ストロールが入り、メルセデスAMGはバルテリ・ボッタスが5位、ハミルトンは最後尾から追い上げ7位でレースを終えた。ダニール・クビアトも9位でフィニッシュしアルファタウリはダブル入賞。レッドブル勢はマックス・フェルスタッペンがパワーユニットのトラブルでリタイアを余儀なくされ、アレクサンダー・アルボンも15位と低迷した。(米家峰起通信員)

《追記》
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nikkansports.com(2020-09-07)