凄すぎるホンダ・フィット、

「パクりたくてもパクれないほど凄い」=中国

 2019年、中国の自動車市場で日系車は2割以上のシェアを占め、市場全体が大きく減速するなか、日系車はプラス成長を実現したほどの好調ぶりだった。中国市場における日系車の高い人気がよく分かるが、中国メディアの今日頭条は4月29日、日系車のなかでもホンダ・フィットについて紹介し、その人気の理由について分析する記事を掲載した。

 記事はまず、ホンダ・フィットがいかに人気かを紹介。コンパクトカーのなかでは断トツの人気で「まさに敵なし、神話を作った」と絶賛した。その理由の1つは「車内空間の広さ」だという。車体は小さいのに信じられないほど車内空間が広いと称賛した。また「優秀なエンジン」も魅力の1つだと紹介。「メインはエンジンで車体はおまけといわれるほど」だと絶賛した。さらに「改造がしやすく潜在力が高いこと」や、手が届きやすい「価格」も魅力だと伝えている。

 中国では、人気が出た商品はどんなものでも「模倣品」や「パクリ商品」が出るものだ。しかし記事は、フィットを模倣した車種は見当たらないと指摘。その理由として、業界内部からは「模倣したくてもできない」との声が出ていると伝えた。フィットの長所を真似るのは困難なのだという。

 そんな魅力的なフィットだが、欠点もあると記事は分析。騒音が気になり、乗り心地が良いわけではないので長時間の運転には向いていないと主張した。

 どんな車にも長所と短所があるものだが、中国市場で人気が高いということはそれだけ多くのユーザーに支持されていると言える。記事に対して、「馬力、残価率では同クラスでライバルはいない」、「エンジンは真似できない」などのコメントがあり、やはりフィットを高く評価しているようだ。いずれにしても、同クラスでは唯一無二の存在として、今年も中国市場で存在感を見せてくれそうだ。(編集担当:村山健二)

news.livedoor.com(2020-05-02)