ホンダ社長「アジアのレーサー育てたい」
鈴鹿50周年イベントで

 ホンダは1日と2日、鈴鹿サーキット(三重県鈴鹿市)の誕生50周年を記念したイベントを開いた。出席したホンダの伊東孝紳社長は記者団に「これまで以上に鈴鹿サーキットを活用し、車を使う楽しみを広めたい」と述べた。そのうえで「四輪はF1から撤退したが、二輪はモータースポーツと事業との結びつきが強い。アジアのレーサーを育てるなど強化したい」と話した。

 鈴鹿サーキットはホンダの創業者、本田宗一郎氏の発案で建設し、1962年に開業した。日本のサーキットの草分けとして多くの国際レースを開催。オートバイの「鈴鹿8時間耐久ロードレース」や「F1日本グランプリ」などを開催する。

 記念イベントではF1などのレースに参加したマシンやドライバーが集まった。セレモニーではホンダの伊東社長がスポーツカー「NSX」を運転しながら登場。日産自動車の志賀俊之最高執行責任者やヤマハ発動機の柳弘之社長らも参加した。来場者数は計6万2000人。

nikkei.com(2012-09-02)