ホンダ「フィットEV」発売…法人リース限定

 ホンダは31日、小型車「フィット」を基にした電気自動車(EV)「フィットEV」を発売した。

 大手メーカーのEV参入は三菱自動車、日産自動車に次いで3社目。ただし企業や自治体など法人向けのリース販売に限り、個人向けで好調なハイブリッド車とのすみ分けを図る。

 フィットEVは、リチウムイオン電池を載せ、1回の充電で最大225キロ・メートル走る。1キロ・メートルの走行で106ワット時しか消費しない世界最高水準の省エネ性能を誇る。東京電力の一般的な昼間の電気料金で計算すると、電気代100円で約40キロ・メートル走れることになる。

 価格は6年リースの場合で毎月5万5000円(総額400万円)。2年間で約200台の受注を目指す。  ホンダは個人販売を見送った理由として「EVは航続距離が短く、市場拡大には時間がかかる」と説明している。ガソリンも併用して1000キロ・メートル以上走れるプラグインハイブリッド車(PHV)など「今後20〜30年はハイブリッドが優勢」(首脳)だとみている。

《追記》
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読売新聞(2012-08-31)