エルニーニョ、2年ぶり発生か 今冬、暖冬の可能性

 気象庁は10日、南米ペルー沖から赤道近くの太平洋中部までの海面の水温が上昇する「エルニーニョ現象」が2年ぶりに発生したとみられると発表した。

 エルニーニョ現象は、四季の特徴を弱め、日本では冷夏や暖冬を招く傾向がある。同庁によると、今回はまだ大気にまで影響が及んでおらず、この夏が冷夏に傾く可能性は低い。

 一方で、秋ごろから次第に大気への影響が強まり、暖冬を招く要因になる恐れがあるという。前回発生した時は、東日本や西日本を中心に広範囲で暖冬となった。

asahi.com(2012-08-10)