都市対抗野球:味方のミス責めず Honda熊本・山中

 ○パナソニック(門真市)2-1Honda熊本(大津町)●(18日・1回戦)

 Honda熊本の右下手・山中は持ち味の緩急を生かして好投したが、味方のミスからつまずいた。

 1点先取した直後の四回の守備。パナソニックの先頭・坂口のやや難しいバウンドのゴロを一塁・小山健が後逸。続く後界の送りバントは小飛球となり、捕手・浜岡が跳びつこうとして転倒、内野安打となった。

 ここから1死二、三塁のピンチを背負うと、元阪神の梶原に前進守備の二遊間を破られ、2者の生還を許した。「ミスは関係ない。あそこはカバーしてやらないと。内角を突くつもりが、甘くなった」。エースは自らを責めた。

 2次予選で打率3割7分8厘を記録した打線も、浜岡のスクイズで1点を挙げるのが精いっぱい。九回は無死から同点の走者を出しながら、小山健の送りバントは失敗。続く代打・砂川の遊直で一塁走者の代走・今村が飛び出して併殺でゲームセット。最後まで、らしくないプレーが続いた。

mainichi.jp(2012-07-19)