ホンダ、熊本県で観光レンタカー向けにEV/PHEVを提供して実証実験

 ホンダは、熊本県内の観光に使用するレンタカー向けに電気自動車(EV)とプラグイン・ハイブリッド車(PHEV)を提供し、観光レンタカーの実証実験を実施する。熊本県、ニッポンレンタカーサービス(ニッポンレンタカー、本社東京)、全日本空輸(ANA)と共同で実施するもので、実験車両のレンタル料は無料。提供期間は2012年9月1日〜11月29日(レンタカーの終了日は同年11月30日)までで、同年7月6日から予約の受け付けを開始する。

 予約は、ANAが同社ホームページ限定で提供している旅行商品「旅作」で受け付ける。旅作は、飛行機チケット/宿泊/レンタカーなどをユーザーが自由に選べる商品。ユーザーは、予約が入ればレンタカーの追加料金なしで実験車両を利用できる。ただし、阿蘇くまもと空港発着のプラン限定で、1泊2日〜3泊4日の旅行が対象となる。車両の貸し出しは、ニッポンレンタカー熊本空港営業所で実施する。

 ホンダは、PVとPHEVの貸し出し時と返却時にユーザーに対してアンケート調査を実施する。PVとPHEVだけではなく、EV・PHEV専用のインターナビソフト(テレマティクスを使用したホンダ独自の交通情報サービス)も使用してもらい、その意見や感想などを収集する。===池松 由香=日経ものづくり===

《追記》
☆本田技研工業情報 「電気自動車とプラグインハイブリッド車による観光レンタカー実証実験について」ここをクリック

nikkeibp.co.jp(2012-07-05)