毛利さん「無重力楽しめる」…ホンダが一輪車

 ホンダは15日、未来型の1人乗り電動一輪車「UNI―CUB(ユニカブ)」を開発したと発表した。

 ユニカブに腰かけ、進みたい方向に体を傾けるだけで、前進や旋回、速度の調節ができる。空港など施設内の利用を想定している。

 日本科学未来館(東京都江東区)で行われた発表会では、館長で宇宙飛行士の毛利衛さんがユニカブに乗って登場した。毛利さんは「無重力に帰った感じがするくらい楽しい乗り物」と笑顔を見せた。

 高さ74センチ、幅34センチで、最高時速は6キロ。同社の二足歩行ロボット「ASIMO(アシモ)」に使った技術を応用した。

 ホンダは6月から同館と共同実証実験を行う。

読売新聞(2012-05-15)