ホンダ、4―9月の生産台数を国内75%増の50万超に
軽中心に増産

 ホンダは2日までに2012年度上期(12年4―9月)の国内生産台数を、前年同期比約75%増の50万台強とする生産計画を部品メーカー各社に内示した。

 内訳は鈴鹿製作所(三重県鈴鹿市)と子会社の八千代工業が合計で同約65%増の30万台強、埼玉製作所(埼玉県狭山市)が同約80%増の20万台強に設定。人気車種の軽自動車「N BOX」や、ミニバン「ステップワゴン」を中心に増産し、東日本大震災で落ち込んだ生産を巻き返す。

 上期の生産計画では鈴鹿製作所が前年同期の倍増となる27万台。昨年12月に発売した「N BOX」の販売が好調なためだ。同製作所では現在、昼夜2交代のフル稼働となっている。今年の春と秋にNシリーズの新型車2車種を投入し、いずれも鈴鹿で生産する予定。生産体制を強化し、好調な受注に対応する。

 一方、ホンダが軽の生産を委託する八千代工業四日市製作所(三重県四日市市)は同約4割減の3万台。

nikkan.co.jp(2012-04-03)