日系車メーカーすべて操業再開 タイ洪水から5カ月半

 タイの大洪水で浸水し、昨秋から操業を停止していた中部アユタヤ県のホンダの自動車工場が26日、5カ月半ぶりに操業を再開した。1日120台規模で生産を始め、4月第2週にはフル生産(1日1千台)態勢が整うという。日系の自動車メーカーはすべて操業再開にこぎつけた。

 アユタヤのロジャナ工業団地にあるホンダの工場は2メートルの浸水に見舞われた。11月末に水がひいた後、設備の修理や取り換えなどを進めていた。4月にはフル生産できる態勢が整うが、エンジン加工ラインなどの設備がすべて復旧するのは7月以降だという。それまでは日本やインド、インドネシアなどから部品の供給を受けて操業を続ける。

 トヨタ自動車や三菱自動車などのタイ工場は、部品メーカーからの供給が滞って生産停止に追い込まれたものの、完成車工場には被害はなく1カ月ほどで操業を再開していた。(アユタヤ=古田大輔)

《追記-1》
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asahi.com(2012-03-26)