フィット、走行「30万キロ」達成!!

 EGを退職した2003年5月に山下ゴムに勤務し、「フィット」を購入しました。それまでのアコード、(93アスコット・15万キロ)にもう少し乗るつもりでいましたが、次の車として心に決めていました。燃費は良いし、リヤに簡単に平らな「ベットスペース」が出来ることが最大の魅力でした。1.3Lながら結構、力もあり、家の駐車場は広くなるし、良いことづくめでした。

 本庄児玉にある会社まで毎日往復120キロを5年間通いました。その後、故郷秋田へ勤務し、毎月2,000キロ走行を4年間続けました。一昨年、秋田勤務を終え、走行距離が大幅に鈍りましたが、この度30万キロ走行を達成しました。12年かかりました。

 実は昨年末30万キロを目前にこの車をご近所の知人に譲りましたが、運転は小生が担当して、他にいろいろお手伝いをしています。小生は勿論「新型フィット」に乗り換えました。

 まず、「燃費」から、以下10万キロ毎の燃費データです。

 0〜100,000km
   走行距離  100,082km
   給油量    5,036.0L
   燃費     19.9km/L

  〜200,000km
   走行距離  200,055km
   区間走行   99,973km
   給油量    5,435.6L
   区間燃費  18.4km/L
   全給油量  10,471.6L
   平均燃費  19.1km/L

  〜300,000km
   走行距離  300,014km(2015.7.19)
   区間走行   99,959km
   給油量    5,607.1L
   区間燃費  17.8km/L
   全給油量  16,101.9L
   平均燃費  18.6km/L

 故郷・秋田を頻繁に往復するようになり、好調な燃費を維持できました。20万キロを越えてから、過去最高の区間記録を達成することができました。秋田(実家)から埼玉(自宅)までの605キロで25.3km/Lでした。高速道550キロ、一般道55キロです。

 燃費の極意は余分なアクセルは踏まないことです! かつて、関越道「赤城」付近でこんなことがありました。アクセルに軽く足を置いて、時速60キロ位で将に流れるように走れます。その時の区間走行が50km、燃費は34km/Lでした。これは一般道では無理、高速道路でしかできません! ともかく、30万キロ走っての平均燃費が18.6km/Lは驚きです。 因みに車は「ハイブリッド」ではありません。

 次に、今までのトラブル事例です。

  1. 冷却水温度センサー(85,000km)
    走行中にメーターパネルの温度異常表示が点灯しました。灯いたり、消えたり、最後は灯き放しになりました。  ラジエーター液を確認したら、大分減っていましたので補給しました。 1〜2日後に再び同じ現象が現れました。 ラジエーターからの洩れを疑いましたが、原因は「温度センサー」でした。

  2. リアーホイールベアリング(90,000km)
    走行中の騒音が大きくなり、ロードノイズぽく、一時的にニュートラルにしても、変わらず、エンジン系でないことが分かりました。 マウント、ブッシュ、ベアリングに絞られ、山下ゴムが担当していた、マウント、ブッシュではないことが分かり、ベアリングASSYを交換してもらいました。 密閉式のはずですが、水が入って錆びたことが原因のようでした。 因みに、フロント側は負荷が大きく、丈夫に作っているとか。その後、15万キロで交換しました。

  3. CVTジャダー(110,000km)
    AT接続時のジャダーが大きくなり、販売店さんで油圧系を調整してもらいました。 ジャダーは見事になくなりましたが、走行感覚が明らかにトルコンが滑っているような感じになり、これまでの燃費が一挙に20%も悪くなってしまいました。 これは大問題! 再調整をしてもらわなければと思っているうちに、何時の間にか改善され、10%くらいまで戻りました。
    整備書を見ると、複雑な油圧回路の説明があり、マイコンが使われており、学習機能をもっているそうです。 狭山工場のサービスセンターに見てもらった結果、記憶保持はちゃんとされていました!

 以上がトラブル事例で全体として、大変満足しています。現在、狭山工場(エンジン品質)に勤務するテニス仲間によれば、30万キロは全く問題ないとのことでした。そうは言っても電気系統などに素人ながらの心配はあります。フィットは間違いなく「名車」、30年以上にわたって販売台数首位を独占し続けたカローラを破った唯一の車でした。

 来年の5月末に6回目の車検を迎えますので、「ホイールベアリング」「フューエルポンプ」「水温センサー」「ウオーターポンプ」の交換を相談するつもりです。気になっている電気系統では「フューズ一式」をと思っています。

 普段の手入れは5000キロ毎のオイル交換のみです。専ら「カストロール」(4L缶、980円)を愛用しています。途中の2,500キロと7,500キロに二硫化モリブデンを添加しています。(350cc 500円) バッテリーも50,000キロで交換してきました。「パナソニック」(40B19L)が3,800円です。

   「北海道登山」(2007年7月)

   大学3年以来の43年ぶりの百名山(旭岳、羅臼岳、利尻山)を訪ねました。大洗港(フェリー)までの往復と道内合せて1,960キロ走りました。北海道の道路交通事情はすこぶる良く、20.6km/Lの燃費でした。

 新型「フィット」と「S660」

   昨年末に購入し、新旧の2台に乗っています。ブレーキ、ハンドル等が軽くなり、サスペンションなど多くの進歩を味わっています。でも長年乗り慣れた良さも捨てがたいものがあり、乗ると何故かほっとします。サイズ(全長)が80ミリほど長くなり、「マイサイズ」を越えてしまいました。運転席から助手席フロントピラーまでが遠いのです! インパネ廻りのシンプルなデザインと使い慣れた「半自動押しボタン」が小生には合います! 「タッチパネル」から今更、戻りませんが・・・。

 「マイサイズ」と言えば、先日、S660に試乗してこれだと実感しました。そして「ラストカー」として注文しました。大変好評のようで納期は「半年」、製造元八千代工業の製造ラインや笹本社長のコメントも報道されています。でも、小生は「半年」ではなく「一年」と言われていますので、粗製乱造ではなく、正真正銘の良いものを早く、と待ち焦がれている昨今です。

記:木田橋 義之(2015-07-20)