短歌・春の息吹

如月になると自然界に春の息吹が眼に見えてくる。ホンダが初めてマン島の TTレースで優勝してから新天地狭山に進出する迄の三年余は社史に残る イベントが目白押しでホンダの息吹が始まった頃かもしれない。
自然界の春の息吹とホンダの息吹を三十一文字に凝縮して表現しました。

 春の息吹

  抑えても抑えきれない噴水を想い起すは雪柳の花

  散歩道歩き疲れてふと観れば春の息吹の水仙二輪

  陽が射してキラッと光る雨しずくチリンと落ちて春の予感が

  朝陽浴び秩父連山白銀の輝く色を青空引き立て

  初日の出燃える大河を演出し自然の力を神々しくも



雪柳の花


所内撮影会のS600

 ホンダの息吹(昭和36年〜39年)

  マン島で優勝してからホンダ車を精密機械とマスコミ称え

  多摩テック社員のアイデア盛り込んだ遊戯車群が感動与え

  鈴鹿には社員そろって応援にGPレースの日本幕開け

  お揃いの黒い蝶タイ身に着けて創立15を京都の街で

  四輪へ進出期待が高まってS600で夢を実現

  研究所・工機それぞれ新天地経営戦略着々進み

記:橋本 等(2013-02-02)