花見の旅

満開の桜や色ずく山の紅葉を、この先いったい何度見ることになるだろう・・・・・

竹内マリヤの<人生の扉を>の一節です。

桜満開のこの時期に、過去に旅して残した写真を観ながら短歌を詠みました。


聞修院花見の前に楽しむは
座禅の後の粥と説教

        (青梅市)


開幕を観ての帰りの花吹雪
 湖底の村に想いをはせる


二千年風雪耐えて咲き誇る
神代桜は支柱が頼り


幾世紀景観誇る六義園
  枝垂れ桜も高貴に見えて


満開の三春の桜に感動す
 幾歳耐えて桜の女王


花見来て歴史感じる高遠の
 城址から観るアルプス白く

記:橋本 等(2012-04-12)