霧島縦走

 先日、山仲間と霧島縦走に出かけてきました(霧島縦走ですが高千穂峰はコースに入っていません)。えびの高原をスタートして韓国岳(1700m)→獅子戸岳(1429m)→新燃岳(1239m)→中岳(1332mの4岳を登り高千穂河原に下山するまでの全行程13キロで6時間コースです。

 朝5時前に自宅を出て帰ってきたのは夜10時を少し過ぎていました。ちょうどミヤマキリシマが満開で素晴らしい眺めでしたが、ミヤマキリシマが一番美しいのは九重の近くにある平治岳だそうです。私はミヤマキリシマが咲いているのを見るのは初めてで、こんなに綺麗な花が咲くとは知りませんでした。

 途中2箇所に携帯トイレ用の専用ブースがありましたが、携帯トイレを持参している人しか利用できないそうです。残念ながら途中で雨に降られましたが、山はそんなものと雨具を用意していたのでガイドの指示に従って早めに着ました。距離があるので水は2リットルは必要ということで500mlを4本持参しましたが、2本もあれば十分でした。また、日差しはそれほどなかったのですが結構暑かったので長袖をぬいで半そでにしましたが、今朝見てみると両腕が赤くなっていました。次回からは曇っていても半そでは止めた方がいいと勉強しました。

 韓国岳には韓国の登山客が大勢登っていました。韓国岳は日本で言うなら日本岳ですので、恐らく韓国岳に登るのが韓国ではブームになっているのではないでしょうか。韓国岳の名前の由来はガイドさんの話では、その昔韓国岳から韓国が見えるということで韓国岳の名前を付けたそうです。この不景気に大型バス3台を連ねてきたのですから相当裕福な方達でしょ。それも若い人が多く、登山ですからさすがにお年よりは見かけませんでした。

 ちょっと厳しいコース下山途中で危ないところもありましたが、毎日愛宕神社の300段の階段を2段登り下りで鍛えていたのが役にたちました。7月に予定している白馬縦走のある程度練習になったのではないかと思っています。

 韓国岳への登りは大勢の登山者で賑わっていましたが、新燃岳方面へ向かうととたんに登山者がいなくなりました。聞くところによると霧島縦走するのはベテランしかいないそうです。しかし、途中の下り坂で私たちは一歩一歩ゆっくり降りているのに、ピョンピョン跳ねるように追い抜いていく若い登山者が数人いましたが、私も若いときはこれぐらいの坂道なら楽に降りられたのにと自分の体力の衰えを痛感しました。それにしても女性は強いですね。21人の参加者のうち男性はたったの6人で、私より高齢に見える女性の方もおられましたが、皆さんおしゃべりしながらとても元気で歩いていました。女性に勝てない年になりました。







記:山永 順一(2009-06-14)