阿蘇登山

 毎日暑い日がつづいています。私が住んでいるマンションは海辺で河口にあり、10階に住んでいますので涼しい風がきて近日までクーラーはいりませんでしたが、さすがに昼間はクーラーを入れるようになりました。温暖化で暑くなる一方ですので、太陽が照れば照るほどより涼しい風を送る魔法の冷風機を考えているところです。

 一昨日また山の仲間に誘われて阿蘇山に登ってきました。気軽について行きましたが、大変きつい思いをしました。しかし、山の上の空気は涼しくて美味しく、阿蘇の雄大な眺めを満喫しましたが、下山するととたんに猛烈に暑く、火の国熊本を実感しました。

 阿蘇山最高峰の高岳には仙酔峡尾根づたいに登りました。ずーっと岩場で大変な思いをしましたが、こんな岩場は登山では普通でしょうか? 阿蘇登山紀行文と写真を添付します。

 阿蘇山は高岳(1,592m)、中岳(1,506m)、根子岳(1,408m)、烏帽子岳(1,337m)、杵島岳(1,270m)の五岳からなる山ですが、そのうち最高峰の高岳と現在も噴火している中岳に登ってきました。前回は久住山と中岳に登ってきましたが、前回が山歩きとすると今回は山登りとう表現がぴったりのかなりきつい登山でした。仙酔峡から仙酔峡尾根づたいに登りましたが、結構険しい岩場で鎖の代わりにロープが張られたところもありました。



 久住山は登山客で賑わっていましたが、仙酔峡尾根づたいに登る高岳はめったに登山客に会わず、このコースの山登りは素人の私にはきついコースでした。



 高岳の頂上から東に向かい根子岳が正面に見える所まで行って朝食をとり、高岳に引き返して中岳に向かいました。中岳の頂上は噴火口の北側に位置していて、火口がよく見えましたが、大きな窪みが2つあることを初めて知りました。下山はケーブルカーにそった一般道を降りましたが、途中何箇所か避難ドームがあり、風向きによっては硫黄の臭いがして火山が活動しているときはかなり危険な所だなと思いました。

 仙酔峡は小学校の修学旅行で行ったときにバスガイドさんが「東なる谷間には清水こんこん湧きいでて、仙酔峡と申しま〜す」と説明していたのが今でも印象に残っていてどんなところかと思っていましたが、確かに山の上から透きとおった綺麗な水が流れていました。

記:山永 順一(2008-07-23)