銀塩カメラからデジタルカメラへ
===デジタル一眼レフカメラを購入===

 4年前にホンダOBの写真同好会(フォトクラブ「ホンダ和光」)に入会した。入会の目的は、山に登った時、山岳展望の感動を出来るだけ忠実に写真に残しておきたいと考えたからである。同好会では、この4年間プロ写真家の根岸一郎氏にいろいろとアドバイス・ご指導をしてもらう。山だけではなく日常いろいろな所に感動を与えてくれる場面が多くあることが分かってきた。

 最近のデジタルカメラブームも気になっていた。ちょうど1年位前から、本腰をいれてデジタルカメラの調査にとりかかった。銀塩カメラに較べてよい点が多く見受けられる。フイルム代を気にせずに動いている対象物を連続して惜しげもなく撮ることが出来る点がなんといっても一番強みだ。

 撮影の対象が動かないものから動くものにも広がっていく。撮影後すぐにモニターで確認し自分で編集できるメリットも大きい。フイルム代、現像代が初期投資のみで済み、ランニングコストが安い。
 やはり、次に、買うとしたらデジタルカメラだ。懸案は、同好会の例会に提出する四つ切りサイズの画質がどうかである。これも600万画素機なら問題なさそうである。(見た目に分からなければOK判断と考えるが?)

 どの機種を購入するか。銀塩カメラは5年前にニコンF100を購入した。現在、同好会18名の1/3がF100を使用している。世の中でもこのクラスではいまだに一番人気である。いまも自分自身満足している。これとウリ二つのデジタル機がニコンD100である。D100の廉価版(機能的にはD100とほぼ同じ)がニコンD70である。2004年度のカメラグランプリを獲得し世の中の評価も高い。このカメラは初級者からカスタムセッチングを使いこなすプロまで使えるコストパフォーマンスの高いカメラである。

 何時購入するか。これは家庭の財務状況をみながら判断する必要がある。2004年5月にパソコンを新規購入した。本機は15万円弱であったが関連して周辺機器を購入し20万円くらい使った。(D70は本体とレンズで20万円くらい必要と判断)やはり、この1年後の2005年初夏あたりが妥当な時期と考えた。

 先日、いつも使っているカメラのキタムラ鶴ヶ島店に行く。「D70 1万円キャッシュバックキャンペーン」実施中という宣伝が目にとまる。D70本体と17mm 〜200mm(35mmカメラ換算で27mm 〜300mmに相当)のレンズ付で99800円、キャッシュバックが1万円、中古のカメラを持ってくれば-3千円。すなわち、レンズ付で86800円という価格である。これは衝撃的な安さである。このチャンスを逃すまいと購入した。

 フイルムに相当する記録媒体としては、1週間位の海外旅行にも十分対応できる2GBのマイクロドライブを購入した。Lサイズなら高画質で2200枚の撮影が可能となる。例えば、初めてシャモニで使用することになるが、35mmカメラ換算で300mmの望遠が使用できるためカナダのヘリスキー並みの滑降画像が写せること請け合いである。

 当面は、銀塩のF100とデジタルのD70両機をともに並行して使用することになり、携帯荷物が更に重くなるが、写真の趣味に大きな転機をもたらす1機になりそうである。

記:大澤 敏夫(2005-02-17)