2台目のパソコンを購入して思うこと
=== わがパソコン小史から ===

 ワープロ入門
 20年前に会社でワープロを始めたのは、確か、飯牟礼さんのアドバイスであった。片手での操作であったが、使っているうちにワープロが思考の道具として役立つことが分かってきた。当時、企画業務を担当しており、1人の優秀なスタッフが付添ってくれた位にワープロをありがたく思った。15年前、鈴鹿製作所に転勤になる時、東芝の“ワープロ・ルポ”を購入。在宅で仕事が出来るようになる。ある時、ワープロが故障したが、その修理に10日間位かかるというので、即、2台目を10万円位で購入した。仕事の道具としてワープロが手放せないものとなった。

 パソコン入門
 パソコンを使い始めたのは1994年にWindows95が発売されてからである。それ以前のパソコンは使おうとしたが難しくて使えなかった。
 1997年に創立50周年社史を担当することになる。オールホンダで同じデータベースを使って仕事をすることになり、ワープロ作業も全てパソコンで行うようになった。創50社史はホームページ形式で作成する。ホームページ作成言語である“html”を業務として勉強した。それが今役立ち、ホームページ作成のソフトを使わず、手づくりでEgobnetを作成している。

 パソコン懸案事項
 定年退職後の生活に欠かせない道具としてパソコンを退職1年前の1999年に購入。プリンター・スキャナー・CD−R/RWドライブ・MOドライブ・フイルムスキャナーなどを退職する自分への贈り物の気持ちで購入した。 パソコンのOSはWindows98、CPUはPentiumU 350MHZ、メモリは128MB、固定ディスクは6.4GBであった。OSについては2000年10月にWindows Meにアップグレードした。

 使い込んでいくうちに気になってきたのはハードディスクの容量不足であった。外付けハードディスクも使用したが、この当時のものは耐久信頼性に問題があると思った。

 次に気になるのが、頻繁にフリーズしたり動作が遅くなったりすることである。Egobnetの“パソコンノウハウ”に何件か掲載したが、この対策をいろいろ研究し、対策を試みた。

 いろいろといじくり回した結果返って不具合が発生することがある。
 例えば、日常使用していないソフトである“MS−DOS”関係のソフトを削除した。囲碁の市販ソフトを購入したときインストール出来ない。ソフトメーカとやりとりしていく内にMS−DOS関連ソフトがないことに行き着いた。

 プロバイダーはBIGLOBEである。ウィルスチェック防止サービスが有料である。今年3月にこのサービス加入を取りやめた。しかしこのサービス関連ソフトを完全に削除できない。ソフトが完全に削除できないためにパソコンを起動するとき、ウィルスチェックの接続を実施するように警告表示が出る。この件でメーカー側と1ヶ月半に渡りやりとりを行う。結局、パソコンの不具合によりソフトが完全に削除できないというメーカーの主張の前にどうしようもない。

 頻繁にフリーズしたり動作が遅くなったりする。起動のたびに警告表示が出る。この対策として、最後の手段である“再セットアップ”を実施することにした。実施日は5月10日、作業は1日で完了する計画であった。

 パソコン再セットアップ
 5月10日am7:30パソコンの再セットアップを開始する。バックアップCD-ROMをセットしてWindows98をインストールしようとするがプロダクトキー入力が”無効”表示され先に進めない。バックアップCD-ROMは25文字のプロダクトキーを要求しているのに対し、購入時に受取ったキーは20文字。これはパソコンメーカー(NEC)側のミスであるが購入して5年半経過している。まず、自宅の近くにお住まいの近藤さん、NECのパソコンをお持ちの柳沢さんに起動ディスクとバックアップCD-ROMを借りる。トライしてわかったことは同じNEC製のパソコンであってもノートとディスクトップのようにタイプの違う製品のものは受け付けない。購入した販売店に聞くと、「バックアップCD-ROMなどをNECからセットで購入する方法があるが高いでしょうね」という。WindousのOSとワープロソフトが含まれているので相当高いと考えられる。販売店のいう方法だと1ケ月近くかかると想定される。それならパソコンを新規購入した方がベターと考えた。

 パソコン2台目を新規購入
 以後、新規にパソコンを購入することに集中した。翌朝11日の朝刊に一面広告でDELL社のコンピューター販売広告が出ている。17インチ液晶モニタ、Pentium4 2.8GHz、WindowsXP、メモリ512MB、固定ディスク40GB、DVD-RWドライブ付で129,150円。タイミングよし。ホームページのリアルサイトからの申し込みしか受付けないので近藤さんに申し込みをお願いする。

 5月21日正午頃DELL社からパソコンが届く。22日にすべてのソフトのインストールを終え、インターネットも使用可能となる。

今回の反省点(今後に生かすノウハウ)
@:5月17日、パソコン新規購入関連の検討手配をすべて終え、旧パソコンの再生作業に取り掛かる。am9時にNEC:121コンタクトセンターへTEL。状況を説明するとプロダクトIDを再発行してくれるという。11時すぎには新プロダクトIDを電話連絡してくれる。このIDを使い、その日のうちに旧パソコンが使用可能となった。
 我ながらこの解決スピードに唖然とした。NECの対応のすばやさは想像外のものであった。購入して5年半が経過していると考えて相談を後回しにしていた。

A:新規購入のDELLパソコンのポテンシャルが高いので、ソフトを次々にインストールした。すると、“パソコンが終了しない”“音声が出ない”などの不具合が発生した。DELL社のヘルプデスクへ電話相談するとDELL社のソフトを使いパソコンの診断をしてくれた。結論は、パソコンに異常はない。インストールしたソフトが意地悪している。その対策は再セットアップしかない。再セットアップの方法は機種により異なる。FAXで再セットアップ手順を送ってくれた。それで問題解決した。
 世の中にはパソコンのOSと相性の悪いソフトが多くある。インストールするときは十分注意が必要である。特に、フリーソフトは自己責任でインストールすることになる。

B:DELLパソコンのポテンシャルを活用しようとDVDビデオの編集作業にトライした。今年は秩父の棚田で古代米作りの学校に入校した。5月23日(日)に田植えを行った。NHKからカメラマンが来て田植えを撮影。当日夕方のNHKニュースで放映された。DVDビデオに録画したが、その編集作業を行おうとソフトを物色した。カタログを読んで購入したが編集作業が出来ない。録画したビデオの画像をソフトが認識してくれない。今回も授業料を払ったことになる。ソフトを購入するときは、購入体験者に聞くか、体験版があるソフトで実際にトライして効果を確認して購入すべきだ。

記:大澤 敏夫(2004-07-21)