晩秋の桧原湖


 福島県北部、磐梯山の北側にある桧原湖は、明治中期の磐梯山の噴火で流出した泥流によって川がせき止められてできた堰き止め湖。裏磐梯の300余りの湖沼群のなかで最も大きい。標高 819mにあり秋の訪れは早い。10月末、黄葉のカラマツなど晩秋の風景を狙って出かけたおりに、期せずして西高東低の冬型気圧配置になって冷え込み、湖のまわりの山々には初雪が降り、湖面には霧がわき、カラマツが朝日に染まった。

<記:井田 靱性---2017-12-07>