彩る流れ


 長野県白馬村の冬景。数日続いた冬型の気圧配置が緩んで、移動性高気圧に覆われてきた。またとないチャンスだが酷寒の朝だった。明けゆく自然の情景が刻々と変わる中で、ひたすらフォトジェニックな瞬間を待つ。雪の柔らかな盛り上がりがつらなる松川に朝陽が差し込み、多彩な濃淡の色調が優しく美しいと感じた。

<記:井田 靱性---2015-11-12>