厳冬の雨晴海岸


 夜間の放射冷却で冷え込んだ朝に発生する「けあらし(気嵐)」は、雨晴海岸(富山県高岡市)の冬の風物詩。ここには日の出前後のドラマチックな風景を求めて何度も足を運んだ。ただ一度だが、立山連峰から昇る朝陽が「けあらし」を燃えるように赤く染め、たなびく雲を黄金色に塗り込めた幻想的な光景に出会うことができた。

<記:井田 靱性---2014-01-08>