百名城を描く


 いままで私は三日坊主・優柔不断・初志貫徹が出来ず、人生を振り返っても中途半端なものが多かった。いま決意を新たに百名城の画集を完成させたいと思っています。

 江戸時代に徳川三百諸侯と言っておりますが、加賀(金沢城)百万石を筆頭に正確には二百七十一の諸侯が連ねました。昨年の二月に(財)日本城郭協会が砦・館を含め、また建造物・歴史・物語などをかんがみ各県各々一城以上五城以内の条件で百名城を選定致しました(例えば、埼玉県では川越城と鉢形城が選定されています)。その中で私が今までに探訪したところは三分の二ほどです。

 現在、探訪したお城の十六城目を描いております。鉛筆はHB・H・2Hを使用しておりますが、屋根瓦が一番むずかしい。特に、この小諸城の屋根は瓦が毛糸のように編んであるのです。白黒なのでどうも全般的に味わいに乏しいですが、とにかく継続して行きたいと思っております。

<<追記>>
松代城は別名海津城と言い、今年のNHK大河ドラマの後半になると思いますが、川中島の合戦の真っ只中にあります。

<記:松本 進---2007-02-13>