妙義神社しだれ桜


 ”妙義神社しだれ桜”の撮影は昨年に次いで2度目である。昨年訪れた時は完全に葉桜であった。来年こそ満開のタイミングを逃すまいと考えていた。3日間雨模様の天気が続いた4月13日の夜、インターネットで桜開花情報をみると、”妙義神社しだれ桜”はいつの間にか満開になっている。翌日の天気予報をみると、長野県と群馬県は晴れである。急遽、14日早朝撮影に出かけることにした。
 4時起床。4時半家発。寄居辺りで日の出。6時前藤岡付近で車の燃料補給の警告ランプがつく。営業しているスタンドがないか探す。1軒だけセルフのスタンドが営業していた。この時ほどセルフスタンドを有難く感じたことはなかった。
 6時40分妙義神社着。雲一つ無い快晴。朝日がさんさんと輝いている。最高の撮影日和だ。しかし、名物のしだれ桜をよく見るともう1部散っている。今年のようにつぼみが開いて3日から4日で満開になるとタイミングが難しい。
 昨年見つけた撮影ポイントで悔いが残らないように三脚を立て、ポジフイルムで何ショットも撮る。PPAとして、デジタル一眼レフカメラで三脚は使わず手持ち撮影で何枚か撮った。
 さて、後日談になるが、自分が選ぶ今年の桜のベストショットは上の写真である。これは三脚を立て、慎重に撮ったポジフイルムのものではない。PPAとして三脚を使わず気楽に撮ったデジタル一眼レフカメラのものである。桜の花の一部に濃淡があるが、側にあった木の陰が映ったものである。
 写真もスポーツなどと同じく、肩の力を抜いて撮るべきものかも知れない。

<記:大澤 敏夫---2005-04-21>