白馬は梅雨の中休み
白馬岳は富士山に次いで人気の高い山である。3年前に7月末頃登ったが、人をかき分けて登る感じでいただけない。特に、小中学校の生徒が数百人単位で登るのに出会ったがゆっくりと山を楽しむどころではない。また、毎年7月末から8月末に山登りしていると高山の花も見慣れたものばかりとなる。夫婦で登っている百名山も白馬岳に関しては、一緒に登ったことがない。以上から、登山シーズンを避けて、梅雨の中休みを狙って7月1日から3日に登ることにした。
白馬大池のお花畑。雪渓の白さ、空の青さ、花々の美しさというより可憐さ。すべてが下界と何か違う別世界である。 白馬大池のお花畑から少し登った雷鳥坂で高山植物の女王と言われているコマクサが自生していた。コマクサは山岳関係者が保護育成に力をいれているが、自生しているのを見るのは珍しい。 右の写真は、白馬岳の夜明けである。この朝、最低気温は4℃であった。定員1200名の白馬山荘は宿泊者10数名。静かに自然に浸ることが出来た一日であった。 <記:大澤 敏夫---2004-07-15> |