北の山は秋
(北海道表大雪:トムラウシ)


 今年の夏山(北アルプス:鹿島槍ガ岳、南アルプス:聖岳/光岳に登る)は山頂部が雲隠れ(霞隠れ)してイメージした写真が撮れなかった。最後の山行となる北海道も台風10号の影響で日高山脈の主峰:幌尻岳が登山不可(林道がズタズタになりアプローチ出来ない)になった。
 登頂予定のもう一つの山、トムラウシ(2141m)は晴天に恵まれ9月2日登頂。紅葉が例年より1週間早いということで、ほぼベストのタイミングで登ることが出来た。上下の2枚の写真画像は標高2000m付近の紅葉を撮った。山頂付近は溶岩ドームが林立し、「すばらしい!」と、しばし感嘆した。

 トムラウシは日本百名山の中で山頂までの行程が一番長い。女性で12時間、男性で10時間はみておく必要がある。”苦の後に楽あり!”。登山口には”東大雪荘”という、全国の国民宿舎のなかで一番良いと思われるおすすめの宿がある(温泉の湯が豊富で多くの湯船があり広い、食事がよい、安い、雰囲気がよい)。

<記:大澤 敏夫---2003-09-16>