北   岳


 白峰三山縦走(南アルプス北部の北岳・間ノ岳・農鳥岳)に行ってきました。天気予報を裏切って快晴が続き素晴らしい展望に恵まれました。一昨年の前回は 9月初旬だったので 秋の高山植物の花々でしたが8月初旬の今回は 夏の花達で 季節による山のお化粧の違いが良く分かりました。残るはキタダケソウ(北岳草)の咲く6月にもう一度出かけたいものです。しかし 年毎の体力の減衰には驚かされました。

《手記》 山の写真はプロ写真家に見せるな

 彼らは 山を知らないので やたらとトリミングしたがる。 大体プロ写真家にはトリミング魔が多い。 しかし 山は地形の関係や 危険個所が多くカメラ位置を選択できない。 カメラアングルに制約が多いのである。 又 山仲間の間では 周辺の山が写っていなければ あまり嬉しい写真とは言い難い。 何故ならば その山塊の様子や 山の地形が理解できなければいけないからである。 以前出かけたことのある山の 思い出が蘇ってこないのである。 トリミングで切ってしまっては 何をか言わんやである。

 次に プロ写真家は山岳写真家以外は 山を知らなさ過ぎる。例えば 北岳山頂と富士山が写っている写真。小生の 先生は 富士山か北岳山頂かどちらかに絞れと言うのである。 二つ写っていては どちらがテーマか分からないでは無いかと言うのである。 しかし 山登りの端くれを自認している小生にとっては冗談ではないのである。 このプロ写真家先生は北岳が日本第二の高峰であることさえ知っていない。 富士山頂と北岳山頂が並んでいると言ううことは ゴールドとシルバーメダリストが並び立っている情景を写し込んでいるのである。 それがテーマであり狙いである。 これを写す為に わざわざ 北岳北峰まで足を伸ばしたのである。

 そんなわけで 写真は 見せる相手を選ばなければならないと言うか 相手によって見せる写真を選ばなければならないと 思った次第である。

<記:今玉利 修司---2002-08-17>