大朝日岳

 ”これぞ百名山!”といえる端正な山容、山形県中西部にある朝日連峰の主峰、大朝日岳である。下界は 東北とはいえ35℃近い猛暑。午後風が強く吹き防寒のため雨カッパを着て撮影した。山頂直下に見える山小屋に1泊、宿泊者は60名を超え平日(7/29)なのに、ほぼ満員であった。涼を求めて、東京からの登山者が多い。
 手前の雪渓に”金玉水”という水場があり、手が切れるように冷たい。





 翌朝、4時になると山小屋の中は出発の準備をする物音で起されてしまう。上の写真は日の出直後の5時前、標高1800mの山小屋を出発するとき、さわやかに明ける山並みを撮ったものである。中央右奥が月山、中央左奥が鳥海山。東北の名山2つを背景に撮れるとはちょっとリッチな気分になる。この景色を見ながらの尾根くだりは最高の贅沢といえる。

<記:大澤 敏夫---2002-08-15>