高速無料化、28日から…37路線50区間

 国土交通省は15日、全国の高速道路37路線の50区間で実施する無料化の社会実験について、28日午前0時からスタートすると正式発表した。

 実施区間は、今年度中に開通する東九州道の一部(26キロ)を加え、計1652キロになる。

 対象区間は、首都高速と阪神高速を除く全路線の約2割に該当するが、料金ベースではわずか5%だ。ETC(ノンストップ自動料金収受システム)搭載の有無や、時間帯や曜日に関係なく、区間内は無料で通行できる。

 一方、無料化以外の路線については、普通車を上限2000円などとする新たな料金制度の実施が先送りになり、「土日祝日1000円」などの現行の割引が継続する。実質値上げになるため、与党の反発が強かったためだ。

読売新聞(2010-06-15)