パソコン トラブル記
===Windowsも使い続けると損傷===

 我がパソコンは、デル(DELL)社製デスクトップパソコンで、システムソフトウェアはWindows XP Home Edition、2004年5月末に購入した。
 日常生活の中で就寝時間を別にすれば、パソコンを操作している時間が一番長い。二番目が畑や田で過ごしている時間である。電気製品の寿命は数年と言われている。このパソコンもせめてあと2年は使用したいと考えていた。

 6月初めのある日、年間契約して使っているソフト「駅探エキスプレス」のアイコンをクリックしても開かない。サポートへメールで問い合わせる。「お客様のライセンスキーの有効期限が2008/5/9に終了となります。ライセンスキーが切れてしまうと、使えなくなってしまいます。ぜひ新しいライセンスキーをお買い求めください。」と返事が来る。4月に支払い手続きを終えていたので、その証明書を送る。ソフトメーカー側がミスと気付き、インストールの案内を送ってきた。

 何回トライしてもインストールの途中で止まってしまう。何回かメーカー側とメールでやり取りした結果、「ウィルスチェックのソフトを一時停止してインストールを行って下さい」と言って来た。使用しているウィルスセキュリテイのソフト「ウィススセキュリティZERO」には、当初は一時機能停止ボタンがついていたが、最新版からは消えている。メーカーに問い合わせるとすぐ1日・2日位は過ぎてしまう。あれこれトライしているとシステム起動時に「stop:unknown error」と表示が出た。これは手に負えない。

 デスクトップパソコンの一番人気はデル社のパソコンである。これは安いだけではない。4年前の購入・起動時にも体験したが、サポートデスクの女性の応答が適切で分かりやすい。トラブルに対しても、パソコンを電話指示で操作し、トラブル内容を的確に検出・対応してくれる。

 最後の頼みの綱と言えるデル社のサポートへ電話する。デル社には日本語が達者な中国人女性が多いが、今回は日本人女性であった。電話でマンツーマンで操作、パソコンのテスト結果、ハードディスクはOK。Windows OSの異常と判断。すべてのデーターをフォーマットして消去し、初期設定起動のやり直しが必要となった。設定所要時間が3時間という。電話代の節約のため、Windowsのインストールが終わったところで以後の手順はFAXを送ってもらう。このFAXの手順書が分かりやすく書かれている。以後は手順書を見ながらドライバの設定を完了した。

 次は、インターネット(Internet Explorer)と電子メール(Outlook Express)の設定となる。設定の指導を頼むとするとプロバイダーにお願いすることになるが、小生はプロバイダーのスタートガイドの本と自分のメモ書きを参考にしながら実施した。

 例えば、電子メールの場合、Outlook Expressの初期画面が日常使っている画面と違っていることにまず戸惑う。これはバージョンが古いからだと思い込んでいた。後でこれは、自分が使い易いようにOutlook Expressの設定を変えていた結果と分かる。
 アドレスデータの保存については、「Egobnet、2002年度”PCノウハウ”」に掲載していた。しかし、毎月実施している保存データの中に入れ込んでいるつもりであったが、実際は入れ込んでいなかった。仕方なく、Egobnet会員110名のアドレス帳を1名ずつ作成した。ここで威力を発揮したのが「秀丸エディタ」というテキスト文の編集ソフトである。アドレスの1箇所をクリックするとアドレス全体が認識され、それをワンクリックでコピー・貼り付けを行う。1名分を30〜40秒で作成できた。

 これらの設定が終わると次に行うべきことは、WindowsのUpdateである。毎月Egobnet情報で行っているWindows Updateの4年間分を3時間以上かけて一気に行った。

 この状態まで進んでくると、しきりに「ウィルスに対し無防備です」という警告が出る。ウィルスセキュリテイのソフト「ウィススセキュリティZERO」をインストールしたが、働いていないことが分かる。ソフトメーカーに問い合わせをしていると1日・2日がすぐ経ってしまう。即実行可能な方法はプロバイダーのウィルスセキュリテイを購入することだ。迷惑メール対策を含む全てのセキュリティ機能を含んだプロバイダー(BIGLOBE)の料金は月間395円と安くなった。いざというときプロバイダーなら安心できる。

 日頃使用しているソフトの設定を含めて、完全に以前の使い易い状態に戻ったのは5日後であった。

 参考として、今回を振り返ってお役立ち情報を整理してみた。

@:Windowsの基本ソフトは使って行くと損傷が発生するものだということが分かった。今回はソフトのインストールが出来ないことがきっかけとなった。その他の事例では、文字記号の入力が出来なくなったとか、インターネット画面を見ていると画面が消えるなどの現象が発生した。
なお、パソコンのハードディスクはこの4年間で5GB損傷していることが分かったが、機能的には問題が発生していない。

A:自分が作成したデータのバックアップは適時、外付けハードディスクなどに保存すること。小生は毎月初めに実施している。

B:トラブル発生時の対応にすぐれたパソコンメーカーやプロバイダーを選ぶこと。人気の高いメーカー、プロバイダーを選ぶのが一番手っ取り早い。
(人気の高さは、「Egobnet」の「お役立ちサイト」⇒「ショピング」⇒「価格com.」⇒「パソコン」⇒「デスクトップパソコン」⇒「すべてのメーカー」⇒「”売れ筋”の”▲”」をクリックして順位が分かる)


<<追記:トラブル その2>>
 上記トラブルの1週間後の朝一番。パソコンの操作を始めると、メールが接続しない、インターネットも接続しない。またトラブル?と、内心穏やかでない。
 パソコンの不具合表示を注意深く読み、指示に従って操作(IPアドレス設定の更新)する。その結果「コンピューターではなく、ネットワークに問題があります。ネットワークの管理者に問い合わせ下さい」と表示される。
 プロバイダー(BIGLOBE)の「スタートガイド」をみる。インターネットが接続されない場合の対応策(ルーター電源とパソコン電源をすべて切り、5分ほどしてからルータの電源を入れ、そしてパソコンを起動して下さい)を実行する。この操作によりインターネットが接続された。お呪いのような対策であるが、これで設定が更新され問題が解決した。
 1週間前のトラブルと関連があるのかと最初は心配したが、全然別個のトラブルであった。

大澤 敏夫(2008-06-18)