Windows XP 更新ソフト(SP2)無償提供開始

 Windows XP Service Pack 2(SP2)英語版はすでに公開され、いよいよ、日本語版XP SP2が2004年9月2日からオンラインで提供開始される。
 マイクロソフト社は9月1日、日本語版の「SP2セキュリティ強化機能搭載」を9月2日未明からダウンロード・センター(Windows Updateサイト)で提供開始することを発表した。SP2のファイルサイズは、大きく256MBある。
 オンラインのうち“自動更新”機能を使った提供は、9月29日より開始する。また、通信速度が低いユーザー向けに、XP SP2を収録したCD-ROMに小冊子を付けて、9月17日より全国のPCショップで配布するとともに、10月1日より全国の約25,000の郵便局でも配布する。

 このWindowsXPをお使いの皆様で、SP2にUpdateしょうとしている方も多いと思います。しかし、下記の様な情報が有り、十分注意した方が良いと思います。これは、Windows Updateを安易に実行すると、“不具合”の可能性が有ると言う事です。
 マイクロソフト社は、SP2におけるハードウエア、アプリケーションの互換性に関する情報をまとめたサイトを開設した。パソコン・メーカーやソフト・メーカー、周辺機器メーカーなどが公開したXP SP2に関する対応情報へのリンク集である。
 現在出荷されているパソコンの中には、BIOSやデバイス・ドライバをあらかじめアップデートしておかないと、SP2のインストール直後にパソコンが起動しなくなるものが有る。例えば、NECのAthlon 64マシンや東芝の一部ノート・パソコンなど。アプリケーション・ソフトや周辺機器についても障害が起こる場合があることが判明している。ユーザーは、SP2をインストールする前に、自分が利用するパソコン、周辺機器、アプリケーション・ソフトのSP2への対応状況をこのサイトで必ず確認すべし。
  Windows XP SP2の互換性情報サィトここをクリック

< 参考 >
1. WindowsXP現状の最新バージョンは、SP1です。
今回SP2の位置づけは、Windows98がWindowsSEにバージョンアップしたのと同等の改良OSだと認識しています。
バージョンの確認方法は、「スタート」→「マイコンピュータ」を右クリック → プロパティ → 開く(クリック)すると、自分のPC情報が確認出来ます。すでに「マイコンピュータ」のアイコンをデスクトップ上に表示している方は、右クリック → プロパティ → 開くで確認可能。

2. SP1が入っていないWindows XPにSP2をインストールしても更新することは出来る。とは言え、快適にパソコンを使いたいのなら、まずは早々にSP1をインストールした方が良い。インターネットに接続していれば「Windows Update」が更新を自動的に知らせてくるはず。マイクロソフトのサイトにアクセスしてダウンロードしよう。「スタート」→「すべてのプログラム」→「Windows Update」を選んでも更新できる。

3. SP2はアンインストールできるの?
SP2のアンインストールは、簡単に出来る。操作方法は、アプリケーションソフトの場合と同じく、コントロールパネルの「プログラムの追加と削除」を使う。ただし、SP2 をインストールする時「ファイルをアーカイブする」に選択していないと、SP2をアンインストールして、既存のシステムに戻れないので注意が必要。また、SP2のインストール後に組み込んだプログラムは、SP2をアンインストールした後に正しく動作しない可能性があるので、先にアンインストールしておいた方が良い。

山下 岩男(2004-09-02)