スパイウェアーにご用心
===あなたの 個人情報はどんどん盗まれています===
スパイウェアーをご存知でしょうか?
知らないところからいきなり電子メールが送られて来た。その殆どは何かの勧誘だったり、広告だだったり、こちらが望んでいない迷惑メールです。 いわゆるスパムメールです。 このような日常茶飯事の経験を皆さんはお持ちの事と思います。なぜ相手が自分のメールアドレアスを知りえたのでしょうか?
何かの懸賞に応募したり、アンケートに答えたりした時に、メールアドレスや電話番号や住所や趣味まで書き込ませるようになっています。これらは皆さんの個人情報を集める手段なのです。個人情報は市場があって、そこで売り買いされています。懸賞は情報集めの為のまき餌なのです。懸賞等に安易に応募しないようにしましょう。
以上のようなケースはあなたが関与しています。
しかし、きょうの本題はそれではなくスパイウェアーについての件です。スパイウェアーとは、皆さんのコンピューターに知らない間にインストールされて、レジストリーを書き換えて、皆さんの個人情報を勝手に盗み出して、特定の場所に発信してしまう恐るべきプログラムのことです。
ウィルスと決定的に違う点は、コンピューターのプログラムを破壊するなどのシステムクラッシュをしないことや増殖しない点です。あなたのパソコンの奥深くに巣食って 密かに、ひたすらあなたの個人情報を発信し続けるのです。個人情報には、メールアドレス、メールの発信先、メールの着信情報、住所、電話番号、インターネットの履歴、色々な暗証番号、ソフトウェアーの利用履歴ダウンロード履歴、OSの名称、IPアドレス等々多岐にわたります。要するに、その筋が望めば何でも盗み出されてしまうのです。大切なデーター等も 簡単に盗まれてしまいます。ひとたまりもありません。
それでは、この様なスパイウェアーは何時の間にあなたのパソコンに侵入したのでしょうか? まず、残念ながらOSそのものに仕組まれているのです。OSをインストールするだけで3っのスパイウェアーがインストールされると言われています。此れはOS会社の経営戦略に役立てる市場情報を集める為です。また、ジャバスクリプト、アプレット、アクティブXなどにも仕組まれています。
インターネットを閲覧しただけでも侵入します。 その他色々なアプリケーションやフリーソフト等にも仕組まれているのです。ちなみに、下記Bに記載する方法で検索してみると、インターネットを頻繁に閲覧する人を中心に、先ず100を超えるスパイウェアーが検出される筈です。その多さに唖然とします。ネットワーク時代の便利さの影でこの様に個人情報はどんどん流出しているのです。
特に日本では、ネット上の法律整備が遅れていて曖昧で充分ではありません。今日此れは避けられないのでしょうか? とはいっても、個人情報の漏洩はできる限り防がなくてはなりません。自己防衛するしかありません。
以下にその端緒を報告させて頂きます。 此れをキッカケにして、各自で研究され強力な防護壁が築かれればと思います。
@:IEなどのプラウザー上でセキュリティーを設定する。
しかし この方法だとページ表示や画像や添付ファイリが開けなくなったりBGMが聞こえなくなったりします。むしろその弊害が大きくてセキュリティレベルを下げざるを得なくなります。
A:市販されているプラウジング・セキュリティソフトをインストールする。
設定は自由自在に出来ます。しかし上記のような弊害も皆無ではありません。それよりも先ず以下のフリーソフトを使ってみる事をお勧めします。そこから色々発展させて、各自それぞれの防護壁を築いてください。
B:検索・駆除・免疫するフリーソフトを使用する
Ad-Aware
定番のスパイウェア駆除ソフトです。シンプルな機能と操作で使いやすい
日本語化パッチもあるので、ダウンロード、インストールすれば
日本語で操作できるようになります。
Spybot
最近登場したスパイウェア駆除ソフト。多機能で検索条件などを細かく
設定できます、日本語表示にも対応しています。
どちらも 毎日の新手のスパイウェアーに対するワクチンを配信している
ので使用の前には必ずアップデートしてから使うこと。
小生の経験では、Ad-Awareで駆除した後に、Spybotを使ってみると
あるいはその逆でも若干のスパイウエアーが検出されます。
これは、含まれているワクチンの組み込み方が両者で違いが有るので
当然なのですが、両方を使うとより万全です。
小生は両方を使っています。
※なお、一部のフリーソフトなどはスパイウェアーがそのアプリケーション自体に組み込まれていることが多く、スパイウェアーを修正すると、ソフトが動作しなくなる場合があります。従いましてソフトの導入及び駆除は必ず自己責任において行ってください。但し、先ず上記のようなスパイウェアーが組み込まれたソフトは使用すべきではありまん。しかし、小生の使い方において、今までに弊害が出たことはありません。ほぼ安心して検出されたスパイウェアーは修正や削除してもよいと思います。
以上の防衛策は、ほんの端緒に過ぎません。これを機会に各自で研究されてより強固な防衛壁を作り上げていくことが出来ればと思います。
☆フリーソフト「AD-Aware」のダウンロードと使い方(ここをクリック)
☆フリーソフト「Spybot」のダウンロードと使い方(ここをクリック)
記:今玉利 修司 (2004-1-10)
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