添付ファイルが開けない

 2003-03-24 Egobnet〔お役立ち情報〕に“すべてのWindowsOSに「緊急」セキュリティ・ホール”を掲載しました。
 早速Windows Updateを試みた知人から、標記のメールが届きました。何かの参考にと思いメールを紹介します。

<メール内容>
Q1:WindowsXPでUpdate後に、添付ファイルが開けなく成りました。メールソフトはOE(Outlook Express) 6.0です。
A1:こちらからtxt(テキスト形式)の添付ファイルを送信します。開けるでしょうか?。
 また、開けない添付ファイルの拡張子(ドット以下の3文字)を知らせて下さい。

Q2:受信したtxtファイルは開きます。開かないNG添付ファイルの拡張子はdocで、次のようなコメントが表示されました。
「次の添付資料は安全でないためメールからのアクセスが削除されました。」
やはりUpdateが問題でしょうか?・・・。
A2:docは、ワープロソフトWord形式の拡張子です。「安全でないため」と有るのは、内容が!?...のためではないでしょうか?。
当方からテスト的にWordの文章を添付で送信します。うまく開きますか?。

Q3:docは、やはり開けず、添付ファイルのタイトルが薄く読めます。
A3:「薄く添付ファイル名を表示」!!?、OEがWordを認識していない?。
 OEの設定で、ツール → オプション → セキュリティの上から4項目「ウイルスの可能性のある添付ファイルを保存したり開いたりしない(N)」にチェックを入れていないでしょうか?。入れるとウイルスの危険性で、開けないものが有ります。

Q4:「ウイルスの可能性のある・・・」にチェックが入っていました。
 チェックを取ると開くことが出来ました。有り難う御座いました。
 ただ、このチェックは自分が昔に入れたものと思いますが、これまでは何の異常もなかったので、やはりUpdateしたことに原因が有るのでしょうか?。
 それと、通常このチェックは入れないものでしょうか?。
A4: 解決して良かったです。
 今回のUpdateは、トラブルではなく、よりセキュリティを厳しく“正常にした”内容ではないでしょうか。チェックを入れて有ったために、怪しいファイルを検出したのです。しかしdocファイルをすべて検出するのは、困りものです。どうしてでしょうか?。“検出されたら的確に対応する”しか有りませんし、今後もWindowsのUpdateは避けて通れません。毎日悪い事を考えている“やから”がいます。その対応の繰り返しでしょう。
 我が家では、この項目にチェックを入れていません。しかし、ウイルス対策は、アンチウイルスソフトを使い、パターンファイルを自動で週に2〜3回Upを行っています。
 参考ですが、内容が文書だけのファイルは、Wordで作成した場合でも、保管形式「ファイルの種類(T)」をdocではなく、txtにして添付すれば、今回の様に「チェック」が有っても開く事が出来ました。doc形式は、txtでは表現出来ない内容に限って使う方が賢明です。当然docは、受け取る相手がWordソフトをインストールしていないと開く事が出来ません。
 そこで共通する形式は、文書はtxt、絵+文書はHTMLやアドビの無料ソフトAcrobat ReaderのPDF形式などが一般的に使われています。これらは、相手に迷惑をかけない配慮だと思います。

Q5:私は、早速プロバイダー(ODN)にメールウイルスチェックサービスを申し込むことにしました。
A5:メール有り難う御座いました。

記:山下 岩男(2003-04-23)