すべてのWindows OSに「緊急」セキュリティ・ホール

 “すべてのユーザーはWindows Updateの実施を。セキュリティ・ホールの深刻度は最悪の「緊急」”

 新聞などの報道でご存じの方も多いと思いますが、マイクロソフトは2003年3月20日、Windows基本ソフト(OS)に含まれるコンポーネントの一つに深刻なセキュリティ・ホールがあることを警告した。細工が施されたWebページやHTMLメールを閲覧するだけで、攻撃者が仕込んだプログラムでシステムが破壊される恐れがある。すべてのWindows OS(98/98SE/Me/NT 4.0/NT 4.0 TSE/2000/XP)が影響を受ける。対策はパッチ(対策プログラム)を適用すること。Windows NT 4.0 TSE用以外は、「Windows Update」から適用できる。また、サポート対象外のWindows95は,影響を受けるかどうか分からない。Intemet Explorerを使わないユーザーもUpdateが必要。

<追伸>
 3月21日、我がPC2台も早速Updateを試みました。
 Windows2000SP3のPCは、「重要な更新」でパッチの他に3個のプログラムをダウンロードしました。インストール後の確認でパッチは、「814078 : セキュリティ問題の修正プログラム (Microsoft Jscript Version 5.6,Windows 2000,Windows XP)」、「成功」と表示された。
 PCの設定を自動でUpdate表示する“Windows重要な更新の通知”にして有りましたが、なぜかダウンロードする通知がアイコン表示されず、今回併せて4個のプログラムを同時にダウンロードする羽目に成った。やはり、こまめに手動で“Windows Update”を確認しないとダメの様です。

 もう1台のWindows98SEも同日Updateを試みましたが、「現在、利用可能な重要な更新はありません。」と表示さた!?。まだ、マイクロソフト社Webサイトの準備が出来ないためか?。下記(注1.)Webサイトでトラブルを調べたが、異常は見あたりませんでした。
 3月24日、再確認しましたが、WindowsUpdateからのダウンロードは出来ません。仕方なく、下記の(注2.)からダウンロードを試み、完了しました。
 Windows98SEが、Windows Updateからインストール出来ない理由は不明です。良くわからない事が多々有ります。

注1. トラブルメンテナンス速報:URL
http://support.microsoft.com/default.aspx?scid=http://www.microsoft.com/japan/support/sokuho/default.asp

注2. MS03-008セキュリティ情報の概要と修正プログラムの情報をご案内:このURLからUpdate可能
http://www.microsoft.com/japan/technet/treeview/default.asp?url=/japan/technet/security/bulletin/ms03-008ov.asp

<参考>
・Windows2000のUpdate方法
スタート → Windows Update →「更新をスキャンする」をクリック →「重要な更新」をダウンロード、インストールする。
 インストール後の確認は、スタート → Windows Update →「更新をスキャンする」をクリック → 画面左の「インストールの履歴を表示」をクリックし、成功か失敗かを確認。
・Windows98SEのUpdate方法
 上記<注2. MS03-008>Webサイトから、「修正プログラム:Windows98SE」を選択し、「このプログラムをディスクに保存する」→「デスクトップ」に(js56mjp.exe)保存。ダウンロード完了後に「ファイルを開く」をクリック、「Windows Script5.6をインストールしますか?」「はい」、インストール完了で再起動。インストールが完了し、不要と成ったデスクトップのjs56mjp.exeは、別途保管か削除。
 インストール後の確認をWindows2000と同様「インストールの履歴を表示」で確認しましたが、Windows Updateからのインストール方法と違うためか、記述は有りません。

記:山下 岩男(2003-03-24)