カナダ・ロングステイ紹介

 シニアカレッジとは
 あわただしく観光地を駆け巡る海外旅行ではなく、滞在型のプランも最近はいくつかあるようです。来年度のプログラム案内がきたのを機会にここで紹介してみようと思うのは、シニアのための留学体験を銘打ったプログラムです。
 ノースバンクーバーにCICカナダ国際大学という、インターナショナルとは言いながら学生は日本人だけの学校があります。寮住まいは1年生だけで夏休みは皆どこかへ出かけることから、学生寮の空きを利用して、JTBとの共同で99年から始めたものです。
 私はカナダに5年住みましたが、バンクーバーには行かずじまいだったし、こんなプログラムも面白かろうと思って昨年参加してみました。6月10日頃から1ヶ月、ちょうど日本の梅雨を逃げてバンクーバーの快適な気候を味わうことができました。

 参加者たち
 私たちの時の参加者は総勢60名で女性が40名、近頃は女性の方が積極的です。70歳を越えた方も何人かいましたが、男は定年を迎えて人生再出発の契機にといった人が多かったように思いました。女性では英語勉強に熱心な人や、海外の普通の観光には飽きたからという人やらさまざまのようでした。
 10人ぐらいずつ寮の階もクラスも分かれます。男性は最後には全員わかるようになりましたが、女性は最後まで名前と顔が一致しない人も多く、あまり詳しい動機を知っているわけではありません。

 カリキュラム
 コースは英語コースと異文化体験(カルチャー)コースとあって、カルチャーコースは自分で決めたテーマで自由研究をする時間が取られていますが、どちらも大差ない印象でした。来年度は「カナダ文化体験コース」として新設とあり、「あまり勉強に追いまくられず生活体験」とありますから英語レッスン時間はもっと少なくなるということかも知れません。
もともとひと月程度で英語の上達を期待しても当てが外れます。
 週4日、午前中は英語のレッスンで午後は大体スクールバスなどで近場のいろいろな場所や施設の見学などを組んでくれました。夏場は夜10時ごろまで明るいので、夕食後も8時、9時までのイベントを組んでくれてあって、ひまを持て余すようなことはありません。
 週3日の休日もオプションツアーなどに参加していると、ゴルフ、釣りなど自分たちの計画を入れるのが大変なくらいでした。4月頃から結局半年以上も続いたようですが、ちょうど市バスのストライキに当ってひとり二人での気軽な移動に制約がでたのは誤算でした。

 同世代の仲間たち
 ひと月もの間、同じ釜の飯を食う学生まがいの生活という経験は考えてみるとそれほど沢山あるわけではありません。毎晩就寝前のひととき各階にあるラウンジで飲みながらの会合も楽しみの一つでした。わが階は水割り主体、もう一つのグループはビール専門で盛り上がったようです。
 ほとんど仕事は卒業していますから、利害関係もない新しい仲間
たちというお付き合いが帰国後もいくつか続いています。同窓会は半数以上が集まりましたし、ゴルフ同好者は結構頻繁に交流しています。行動派の人が多いので近々グアムツアーに出かけようということになっています。

 来年度プログラム
 14日の朝刊に全面広告が出ていましたが、10月18日(金)12時30分
から新宿西口のエステック情報ビル21F「会議室B」で来年度のシニアカレッジ説明会があるということです。また来年は開講5周年ということで、記念特別優待券(5%割引)が過去の修了生に届いております。こちらの説明会を別に10月25日(金)10時〜12時に新宿住友ビル1F会議室で開催するということです。
 なおもっと本格的にという方には半年/1年課程のグローバルライフ学科というのも今年から始まっています。

関心のある方

http://www.daisukicanada.com
を参照ください。
もし参加してみたいと思われる方がいましたら、優待券が2枚ありますのでご利用ください。
メールで、ご質問も承ります。
山田 裕保
 

記:山田 裕保(2002-10-15)