ワーム“KLEZ”に注意!

 “ニムダ”同様のワームが急増しています。お互いに注意しましょう。

 特 徴...<5月6日に活動>
 1.奇数月の6日に、パソコン内文書ファイル全てを消去する。
 2.感染したパソコン内のアドレスを無差別に利用して、感染者の知人から
  知人へとウイルスメールを送る。送信者名は、感染者では無く、知人が
  知らぬ間に送り主にされ、ぬれぎぬを着せられる!?!。
 3.ワーム付きメールは送信者名、件名、文面内容、添付ファイル名などは
  不定。
 4.ニムダと同じくInternet Explorerのセキュリティホールからワームの
  メールファイルをオープン、プレビューしただけで添付ファイルが
  実行され、ワームが活動を開始。

 対 応
 1.“Outlook Express”では、メールの「プレビューウインドウ」表示を
  行わない設定にする。
  設定方法は、受信トレイ ⇒ 表示「レイアウト」⇒
  “プレビューウインドウを表示する(P)”の項でチェックを外す。
 2.セキュリティホールは、対策パッチを導入する。
  IE5.01SP2、IE5.5SP2にUpする事で回避出来る様です。


 《追記》 Q&A
 :対応 1.は実施しましたが、2.の内容がわかりません?
 :Internet Explorer(IE)5.0・5.5を使用している人は、
   Windous95・98・2000のPCを使用している方です(WinXPはIE6.0)。
   私はWin2000ですが、IE6.0にUpしてあります。
   WinやIEのバージョンによっては、全てがIE6.0・
   Outlook Express(OE)6.0にアップデート出来るわけではなく、
   確か制限が有った様に記憶しています。
   従って、パッチ(SP2は不具合解消ソフト)の導入やIE6.0にUpする
   場合は、マイクロソフトWebサイトを確認してから実施して下さい。
   また、IE・OEのバージョン(Ver.)の確認方法は、IE・OEを開き
   「ヘルプ」“バージョン情報”→ IE・OE6.0はVer.6.0.260.0000が
   最新です。
   注>> マイクロソフトWebサイトへ
    (上記をクリック後、出た画面左側の”製品別修正プログラム
    一覧”をクリックして”Internet Explorer 6”をクリック)

   アンチウイルスソフトを導入している場合は、常にパターンファイル
   をUp更新していると思います。仮にウイルスメールが届くと、
   「ウイルス有り」の表示がされます。
   対応 1. でプレビューしない様に設定して有りますので、その時点で
   メールを開かずに削除すれば、何の問題も有りません(パッチやIE6.0
   にUpの場合はプレビューしても、このワームの活動はありません)

  <<蛇足ですが、OE6.0をプレビューしない設定にした時の使い方>>
   1.受信トレイ → 送信者の覧のアイコンをダブルクリック →
    メールが開く。次のメールを開く時は、ツールバーの前へ・次への
    黒矢印で次々とメールを開くことが出来る。
   2.添付ファイルの保存方法は、メールを開いた状態で「ファイル」
    “添付ファイルの保存(V)”→“保存先(T)”を決めて保存する。

記:山下 岩男(2002-04-16)