寒中花便り

 お正月の松飾りもとれ大寒のこの時期、スキー・スケート・マラソンがウインタースポーツの主役、冬季オリンピックの話題も賑わっています。そんな中我々中高年がじっとコタツで1日中テレビのお守りでは余りにも寂し過ぎませんか?
 そこでこの時期花見はいかがでしょうか? 仲々の難問ですが行って参りました!!!!
 花は蝋梅と福寿草。行先は群馬県松井田町、妙義山を眼前に望む町です。 関越自動車道の松井田・妙義ICで下り、国道18号の信号を右に折れ、高崎方面に少し戻り、新堀で倉渕方面(立体交差)に左折し、トンネルを抜けると後は親切な看板に導かれ蝋梅の里へと到着。  花の色が蜜蝋?に似ている事と梅と同じ頃に咲くので蝋梅と書くのだそうです。一つ勉強になりました。
 また、仮設の小屋では地元の農家の皆さんが野菜や食べ物を格安で売っておりました。例えば”カレーライス”が200円など、また、群馬の名物”おっ切り込み”(山梨のホウトウ風)や”焼餅”など、大きな囲炉裏で”カキ餅”などを焼き、ふうふう云いながら食べ、田舎の人達の純朴な心に触れ心が和みました。
 ここから更に3km程奥に福寿草の咲く所がある。時期は2月下旬〜3月上旬との事だったが、だめもとで覗きに行ってみる。ところが何と何と咲いているではないか。増田川左岸の小塚のあっちこっちに黄金色をした 可憐な福寿草がひっそりと咲いていました。ここで黄金伝説・・・松井田から倉渕へ抜けるこの街道沿いに昔、黄金を埋蔵したとの言い伝えがあり、その場所に咲く花の色が埋蔵された黄金によってまっ黄色の福寿草の花になったと言い伝えられたそうです。冬の時期、花持ちも良いと思いますので2月初旬位までが良いのではと思われます。
 花見に一杯が定番ですが、その前に一風呂。お勧めは碓井峠の旧道坂本宿にある町営「峠の湯」がお勧め。開業間もなく綺麗。お湯はツルリ、露天風呂からは妙義の岩峰群が望めます。なお、秘湯好みの方には霧積温泉もあります。  その他鉄道マニアや子供達には「碓井峠鉄道文化むら」等も楽しめそうです。暖かそうな日にぷらりと出かけて見ては如何でしょうか?

記:森山 精也(2002-01-22)