IE6のセキュリティーホールについて

 先日来のウィルス蔓延に際して、対策の一つとして、 インターネットエクスプローラ(IE)のバージョンをIE5.5_SP2か IE6にアップデートすることをお勧めしました。 残念ながらこれらにも、バグによる危険が残っているという情報が ありますので、推奨したことのフォローとしてお伝えしておきます。

 これはバグを悪用するWebサイトにIEでアクセスしたり、HTMLメールを 読んだりすると、Cookieを盗まれる危険ということのようです。
※Cookie(クッキー、WebサイトがWebプラウザを通して記録するファイル)
 このパッチ(バグ修正プログラム)は、MS01−055としてマイクロソフトの 下記ページで紹介されています。

http://www.microsoft.com/japan/technet/security/current.asp

 ハイレベルの警告がされていますから、ネット通販などの利用や、怪しげなサイトの サーフィンなども楽しまれている方は要注意かもしれません。
 すでに12月14日登録のMS01−058が発表されていて、これには055も 含まれているようです。 こちらはWebサイトにおけるウィルス感染の可能性にかかわるものかと想像 しましたが、理解しにくい文章ですから保証の限りではありません。
 これらはいずれ、IE5.5_SP3およびIE6_SP1として発行されるということです。  一般にはこれを待つことでよいかもしれません。

 ***********************************
 パッチを適用していない場合の対策としては、 IEでは「インターネットオプション」−「セキュリティ」−「インターネットゾーン」および 「イントラネットソーン」の「アクティブスクリプト」を無効にする。 Outlook Expressでは、「ツール」−「オプション」−「セキュリティ」で「制限付サイトゾーン」 に設定することが推奨されています。
 ************************************

 以上分かりにくいかと思いますが、念のため情報として発信しておきます。 一般の新聞情報などになった場合や、危険を感ずる方はご注意ください。

記:山田 裕保(2001-12-17)